【国産材を使った古民家長屋リノベーション事例】

«eEÈ
【追伸】小話

『なんてことでしょう~♪(歌付き)』

6歳の息子さんが、完成見学会のときに
あの番組のフレーズ曲で
迎えてくれました!(かわいすぎる)

ですが、リノベーション前は
こんなお悩みで
ご相談、ご依頼いただいておりました…。

ご主人さまのお父さまが幼い頃過ごしたご実家で、

新婚夫婦のために新居として改装し、
譲ってくれました。

が、住んでみると…

1階のリビングダイニング、キッチンが暗く
一日中照明器具を点けていないといけません。

(2階の寝室は昼間明るいのに…)

水周り(キッチン、お風呂等)も
すべて暗くて、寒くて…。

新築できるように堅実に奥様は、
積み立てもして準備していましたが…

そんなある日、ネズミと目が合い!

「もう無理!改装する!」と一念発起!!

「新築」でなく、
「改装すること」を聞いて
一番喜んだのはご主人さまのお父さま。

昭和16年に新築された
三軒並んでる長屋を切り離し最後の1棟。

ご主人様のお父さまの思い出がつまった
心から大切な家です。

お施主さまご家族とお父さまにも
思い出がつまった家をより快適になり、
さらなる楽しい思い出が紡がれるお家へとなるよう、
喜んでいただけるように
心をこめて設計いたしました。

おかげさまで…

完成してから
ご近所のママ友さんが来て、

「うそみたい✨こんなに素敵に変わるとは!」
と驚いていただいたようです。

お施主さま夫婦からも、

「2階の古い梁(はり)が見えて
空間が高くて気持ちよく、
明るいLDKになって嬉しいです。」と
喜んでいただきました!

Yさまご家族、そしてお父さまの想いと
たくさんの大切な思い出が詰まった
古民家のリノベーション。

お施主さまが自然と笑顔が続く
心地よい住まいに
改装するために、まず改善したこと。

それは「古民家の歪み」です。

「住まい」って、風や地震で
少しですが、揺れて動き
「歪むこと」が多々あります。

なので「古民家」となれば、
実は当たり前のように
「水平垂直」がとれていません!

こちらの住まいでも、
2階に上がったとき
クラっと目まいがしました。。。
(水平でないから)

工事をはじめるとき2階の床の水平を測ると…
真ん中が一番高く
四方にさがっていました。

それに長屋の最後の1棟なので、
お隣の建替えされた建物に寄りかかるように
壁が斜めにもなっていました。


でも、それらを
「起こして真っ直ぐ」にしようとすると
家のバランスが崩れてしまうため
逆に、歪んだり、
接合されているところが外れたりします。

なので、
床や壁の奥にある部材の厚みで
調整しながら水平垂直をとっていき、
歪みを改善しました。

このようなことがあるので、

「新築」より、「改修工事」のほうが
大工さんの力量、技術で
完成度は左右されてしまいます。

それは、リノベーションは
どんなに綿密に計画していたとしても!

解体したあと
床の下、壁の中、天井の裏が
「露わになってはじめて分かること」が
多々あり、変更が生じてしまうことがあります。

なので、その都度
全体のバランスを見ながら、
設計の私と大工さんと一緒に意見を出し合うこと。
そして、お施主さまと相談しながら
最善の方法をとっていきました!

お施主さまの大切な想いや
思い出が紡がれる住まいだからこそ

心をこめて「設計」と「大工」が力合わせて
笑顔が咲く住まいを
全力で造り、お届けいたします✨

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!